セドナシリーズといえば「無垢の木」。
「無垢」というのは、丸太から切り出したままの自然な状態の木材のことです。
天然の材質のため、使用頻度にかかわらず割れやひびなどが入る可能性もありますが、
化粧合板や木目調シートにはない自然の風合いや温かみが魅力です。
実は、typeⅢはセドナシリーズの中で最も多くの無垢の木を使ったモデルになります。
今回はtypeⅢのこだわりの無垢の木の内装、
そして同じく無垢の木でつくられたスライドアウトテーブルの詳しい寸法についてご紹介いたします。
まずtypeⅢの壁と天井には、ウェスタンレッドシダーという木材が用いられています。
通常使用しない素材の裏側をあえて使用し、
かつ「うづくり加工」(木材の柔らかいところだけを削り、立体感を出す加工法)を施すことで
敢えて木目が荒く出るよう表情豊かに仕上げております。
この木材と加工法はtypeⅣでも使われております。
そしてtypeⅢの大きな魅力のひとつである、
スライドアウトテーブルと床上げフローリングには最高級のブラックウォールナットという木材を使用しています。
ウォールナットとはクルミのことで、世界三大銘木のひとつです。
衝撃に強い特性を持ちながら、落ち着いた高貴な深みのある色合い、
重厚感あふれる木目で、流行という枠にとらわれることなく、いつの時代にも適応するこだわりの無垢材です。
そして材質的にも湿気に対する耐久性や断熱性・防腐性に優れているため、
快適な表面温度を保ってくれる床上げフローリングの上で涼むのもよし、
スライドアウトテーブルの上で料理をするのもよし、です。
キャンプなどではわざわざ調理用のテーブルを用意する必要もないので、
荷物も少なく、テーブルを引くだけですぐに食事の準備に取り掛かれるのはとても便利です。
撮影:@takuma_reina
スライドアウトテーブルは走行中に棚が飛び出してバックドアが傷付かないよう、
走行中などにロックができる仕組みになっております。
下の写真がロック状態です。
こちらのように右下のつまみを上に上げることで、棚を引き出すことができます。
では細かい寸法についてご紹介していきます。
左右それぞれテーブルの形が異なっており、左のテーブルは以下の寸法となっております。
横から見るとこのような感じです。
マグカップやキャンプ用のカトラリー類、食材などを置くのに適しています。
対して右のテーブルは手前のテーブルの高さに比べ、約40mmほど奥の高さが高くなっています。
これには理由があるのです。
それは床上げフローリングの上に普段敷いているベッドマットを収納するための設計となっております。
上の板は簡単に取り外せるようになっております。
ベッドマットを使わないときには、このテーブルの中に6枚中4枚のベッドマットを収納することが可能です。
2段目のテーブル板を戻して完了です。これで場所を取らずにベッドマットを収納できます。
ちなみに右のテーブルに何も入れていないときの奥行きの長さは、およそ1100mmです。
荷室に入りきらない小物類の収納にも適しています。
是非、こだわりの詰まったtypeⅢで
あなただけの豊かなバンライフを過ごしてみてください。